前回の動画「表計算の福音~エクセルでここまで出来る~ エクセルをカスタマイズして販売予測・在庫管理システムを作ってみた」に続いて、今後その解説編を順次アップして参ります。
その第1弾として、
『VBA解説編① ユーザーインターフェースのカスタマイズ』を投稿しました。このような問題を解決する手法例を、実際のVBAコードを使って解説しています。(なおこの『販売予測・在庫管理システム』ですが、名前が長いので今後『購買くん』と呼びます。)
下記より、ぜひご視聴ください。
内容要約
Excelは汎用表計算ソフトですから、シートのどこをどう使おうとユーザーの自由ですが、特定目的の業務等のシステムを構築し、その計算処理やユーザーインターフェース(UI)としてExcelを利用する場合は、この「自由さ」がかえってネックとなります。業務システム開発者としては、ユーザーが許された項目だけを触れ、かつ許容範囲内の値だけを入力できるようになっていてほしいわけです。
またシステム開発者としては、画面を自由に触れ変更したりテストしたりできる必要があります。そこで、ユーザー用のUIと開発者用のUIを簡単に切り替えられるようにできると便利ですよね。それは主に以下のような対策によって実現可能です。
- 画面上に環境設定項目を設け、LIVE(ユーザー)とTEST(開発者用)のUIを切り替えられるようにする
- LIVE環境ではExcelの標準のUI、つまりメニューバー、リボン、数式バー、行列の見出し等を除去し、さらにワークシートを保護して許されたセル、レンジのみを操作可能とする
- 業務システムとして運用する『購買君くん』のワークブックのみで上記のUIを適用し、そうでない一般のブックがアクティブになった時には通常のExcelのUIが速やかに回復するようにする
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