誰でも使っているエクセルですが、実は得意・不得意があります。まず不得意なことから挙げてみましょう。
不得意①:大きすぎるデータ量
気持ちよくサクサク仕事に使うには適切なデータ量というものがあります。列が何百もあって行が何十万にもなるようなワークブックだと、極端に動作が重くなるのを経験した方も多いでしょう。やはり大量のデータ量を収容し、必要に応じて取り出し加工してまた保存する、というような使い方には表計算ソフトは向いていませんよね。
こういう用途にはやはりデータベースソフトが絶大な威力を発揮します。
不得意②:複数ユーザー同時使用
オンライン版エクセルでない場合は、複数ユーザーが同じファイルに同時にアクセスし更新できるようにするのはやはり無理があります。
では得意なことにはどんなことがあるでしょうか?
得意①:計算
エクセルは何と言っても表計算ソフト。セルに入力した数式・関数の実行は圧倒的に高速です。用意されている関数の種類も膨大です。
得意②:誰でも持っていること
これは得意というよりエクセルのアドバンテージといった方がいいかもしれませんが、あるアプリケーションを多くのユーザーに配布するときに、配布側からすると、エクセルベースで作っておけばユーザーに新たな何かをインストールしてもらう必要もなく使ってもらえるということはメリットですね。
得意③:ユーザーインターフェース(UI)
まずあのワークシートと列と行とからなる表型UIは誰でも多かれ少なかれ知っていて使ったことがあるのは大きなメリットですよね。それはそれとして、逆にある用途に特化したカスタマイズを作るときには、エクセル標準のUIではユーザーの自由度が大きすぎてプログラムを作る側からすると危険度が増すとも言えます。そこである程度独自のUIを用意しエクセル標準と差し替える必要が出てきますが、エクセルはそのためのツールが豊富に用意されています。
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